テッド・チャン情報メモ

Introduction to "Particle Theory"
(2011/11/3)

Strange Horizonsという、SF・ファンタジー関連のアート、コラム、フィクションなどのコンテンツを無料で提供しているウェブサイトに、テッド・チャン氏が旧作紹介の文章を書いていました。リンクはこちらです。

Introduction to "Particle Theory" by Ted Chiang

作品はエドワード・ブライアント( Edward Bryant )という方の "Particle Theory"。1977年に出版された作品だそうです。本文もこのサイトでもちろん読めます。(紹介文のあとに本文へのリンクがあります)

紹介文を読んでみたら、興味がわきました。

それによると、SFの読者とメインストリームのフィクションの読者は、互いのジャンルを批難する…メインストリームのフィクションは私的なテーマ(たとえば「私は良い親になれるのか?」)にこだわりすぎるという理由で批難され、そしてSFは私的なテーマに注意を払わなすぎるという理由で批難される。

でも、SFが扱う(ことを期待されている)大きなテーマ…たとえば「帝国の崩壊」や「科学上の発見」…と、普通のフィクションで扱うことが期待されている私的なテーマ…たとえば「結婚の失敗」や「私は良い親になれるのか?」…は、決してジャンルにへばりついているものではない。両方を関連させて作品のなかで同時に扱うことは、難しいけれど可能。それをチャン氏はエドワード・ブライアントの作品から学んだ…と。
(かなりはしょった意訳なのでご容赦くださいね)

…ここで言われていることは、まさに自分がチャン氏の作品に感じる魅力の根幹であります。当然紹介されてる作品を読みたくなりました。…でも、小説を英語で読むのは自分には時間がかかりすぎるので、とりあえず和訳がないかと検索して…みたんですが…。

結局見つけることが出来なかったので、とりあえず英文で挑戦しようかと思います。ううー、嬉しいけど…嬉しいけど…(一日50時間くらいほしいデス…あと、集中力のスタミナも!(^ ^;))

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